引っ越し前の友達と久しぶりに会う日。
その日を心待ちにしている我が子。
玄関のインターホンを鳴らすと、
みんなが名前を叫び、走ってドアを開け、
飛び出してきて、抱きしめてくれた。
恥ずかしそうに、照れくさそうに、
嬉しさをごまかし、部屋にあがっていく。
いつまでも子供だと思っていても、
いつの間にか親の手を離れ、自分の社会をつくっている。
子どもであっても自分の体験は、自分で選んでいる。
友達の存在というのは、いくつであっても
有難いと心から思う。
今の年齢でしか出来ない経験。
子の為にという気持ちより、
親として経験させてもらえる事も貴重だと想う。
親子で色んな経験をすることでお互い成長していける。
今の経験は今しか出来ない。
いつの間にか親になったが、自分は子や孫でもある。
心の余裕もなく必死に子育てをしてきたが、
今の自分が在るのは、子供のおかげだと想う。
子どもが自分を親にしてくれた。
良くあるきれいごとの言葉を並べているけれど、
今日もいろんな気づきを教えてもらい、
考えさせられた体験だった。