祖母と母は仲が悪い、、、
と、までは行かないが、仲が良いわけでもない。
孫の立場からすると、祖母は厳しく、優しい人。
母にとって、祖母は厳しく
世間での評価が全ての人であり
母は自分らしさを出すこともなく、
楽しさよりも結果が全てで育てられてきた。
そんな関係性で、祖母も母も年齢を重ね、
お互い頑固さも積み重なり、
今の関係となっている。
子の立場として、
自分も母に対して思うことはあるが、
自分が母に迷惑をかけてきたこともたくさんある。
母と子の関係は奥が深い。
今の時代は、仲良し親子が多く見えるように思うが、
本当に心から、通じている親子は数少ないと思う。
想いを伝えるというのは、言葉にしないと伝わらない。
言葉にできたとしても、うまく表現できずに伝わらない。
想いがすれ違ってしまうことは当たり前。
孫の立場から、母の味方をしようと思い、
祖母に向けて言ってみた。
「母が自分らしさが分からず、無理して働き身体を壊そうとしているんだ!
祖母の育て方で今の母があるんだよ!母に謝って!」
すると、祖母は
「謝らんよ。そっちが自分で考えないと」
と言ってきた。
認知症のわりに返事が的を得ていて笑ってしまった。
きっと、いくつになっても自分の事を決めるのは
自分で考えなくてはいけないと
教えてくれたのか?と思う。
ただの、頑固ばばあなのかも知れないけど、、、
あと何年、生きるのか分からない祖母。
母と祖母の関係が少しでも解けて
心から笑い合える世界になる日も近い。