声をかけてもらい2回目のマルシェの出店をした日。
寒い日の外での参加。
七輪を持っていき、暖をとる。
椅子に座り、大人3人で話をしていると
1人の子供がやってきた。
「こんにちは!」
元気よく挨拶をしてくれて、返事を返すと、
お母さんと一緒に去っていった。
すると、すぐに1人で帰ってきて、
「この花、かわいいね」
と言って、芝生の上に落ちていた椿の花を拾い
自分たちのテーブルに3つ並べて乗せてきた。
「可愛い花だね、ありがとう」
というと、
「寒いから、ここに座っていい?」
と、今度は七輪の前にしゃがみこんだ。
しばらく自分たちと話をしていいると、
子供がいなくなったことに気づいた家族の人が
心配して、名前を呼んでいた。
名前を呼ばれた子供は
「はーい!」
と言って、走り去っていった。
数分の出来事だった。
子供は大人と違い、本能のまま生きている。
花が可愛いから拾う。
寒いから温まりに来る。
話したいから、話す。
大人は、周りの目を気にしたり、
空気を読んだりする。
大人の良い面でもあるが、
自分のありのままの気持ちに素直に生きることも
大切なことだと思う。
子どもたちを見ていると面白い。
大人に向けて、
色んな生き方の姿を見せて
教えてくれているのかもしれない。
子供と話せた数分間は
微笑ましく、癒されて、楽しい時間だった。