世代交代してから2回目のちまき作り。
去年を振り返りながら、作業にとりかかる。
安定して、みんなの集合の時間もバラバラで、
それぞれいつ来るのかも分からない。
母はそんな娘を見越して、作業をこなしてくれていた。
それでも、人数が少しづつ集まってくると
嬉しくなり、笑いも増え、楽しくなってくる。
上手に包める人、結ぶのが苦手な人、
三角形にチャレンジする人、
それぞれがやりたいことをしてみる。
きっと、祖母がいたら怒られていただろう、
と笑い合い、みんなで祖母の懐かしさを感じる。
時代は変わっていくのは、寂しいこともあるけれど、
悲しいことではないと思う。
みんなで想像する未来をつくっていける楽しさもある。
一足先に少しちまきが出来たので
ちまきを届けるチームと、
火の番をする留守番チームに別れる。
出来立てほやほやのちまきを持って色々な話をしながら
親戚や知り合いの家へ届けにドライブ。
配りに行くと、わざわざありがとう!と言われ
喜んでいる顔も見て嬉しくなった。
帰宅すると、大掃除が始まっており、
ちまきは、これでもか!というくらい煮込んでいた。
母は驚いていたが、みんなは気にも留めず、大掃除に夢中。
誰も煮すぎている事にも気づかない。
母だけが呆れていた。
それでも良く煮えていて、おいしかった。
今年のちまき作りもそれぞれ色んな想い出になっただろう。
お礼の電話もあり、美味しくて1本まるまる食べきったよ!
と連絡ももらった。
すぐにみんなに伝え、みんなと嬉しい気持ちになれた。
祖母はいつもこんな気持ちで過ごしていたのかな、
と今になって分かった気がした。
今年も無事、
ちまき作りをみんなですることが出来た!